第76回
第76回九都県市首脳会議の結果概要(環境問題対策委員会に関する案件のみ抜粋)
−令和元年11月6日
環境問題対策について
(地球環境の保全について)
ア 省エネ・節電行動の呼びかけ、再生可能エネルギー導入促進や水素社会の実現に向けた普及啓発活動、ヒートアイランド対策に係る取組を実施した。今後も、効果的な普及啓発活動を展開することとした。 環境分野における国際協力については、引き続き、JICA等の関係機関と連携して取組を進めていくこととした。
(大気中の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質等削減対策について)
イ 自動車排出ガス対策として、引き続き、ディーゼル車規制に係る取組や低公害車指定制度の運用を行うとともに、エコドライブの普及に係る効果的な啓発活動を検討・実施することとした。
ウ 光化学オキシダント及びPM2.5対策として、夏季にその原因物質であるVOC等の排出削減に向けた啓発活動等の取組を実施した。引き続き、広域的に連携した取組を進めていくこととした。
(東京湾の水質改善について)
エ 東京湾環境一斉調査の継続・発展により、東京湾再生への関心を醸成するとともに、調査結果を基に富栄養化対策の検討を進めることとした。また、各自治体の東京湾底質調査結果を収集し取りまとめを行うとともに、底質改善対策の効果の検証等への活用を図ることとした。
(緑の保全、創出施策について)
オ 各都県市の事業改善や新規実施につなげていくために、引き続き各都県市の調査・情報交換を行うこととした。また、都市の動向や実情を踏まえた財政支援策の拡充等に関する国への要望活動を引き続き行うこととした。
ヒートアイランド対策について
ヒートアイランド対策の啓発強化を目的として、日傘の無料貸出イベントを各都県市の観光施設等で実施したほか、企業・NPO団体等と連携して打ち水イベント等を実施した。
引き続き、東京2020大会に向け、九都県市で連携した取組を検討・実施していく。
次回は、令和2年春、川崎市主催で開催する。