第70回
第70回九都県市首脳会議の結果概要(環境問題対策委員会に関する案件のみ抜粋) -平成28年10月26日
各委員会等からの報告の概要
○環境問題について
・ 地球温暖化対策については、引き続き、省エネ・節電行動の呼びかけ、再生可能エネルギー導入促進や水素社会の実現に向けた普及啓発活動、ヒートアイランド対策全般に係る取組を行うこととした。 環境分野における国際協力については、引き続き、JICA等関係機関と協議を進めていくこととした。
・ 大気中の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質削減対策については、引き続き九都県市で連携し、自動車排出ガス対策としてディーゼル車規制及び低公害車の普及拡大のための低公害車指定制度の運用を行うとともに、エコドライブの普及に向けた啓発・情報発信など効果的な取組を検討、実施することとした。また、ガソリンベーパー対策に係る国の検討状況を踏まえ、今後のガソリンベーパー対策の推進方策について検討することとした。
・ 東京湾の水質改善については、東京湾環境一斉調査を継続・発展させることで東京湾再生への関心を醸成しながら、収集したデータを基に水質改善対策の検討を進めることとした。また、底質改善対策等の効果を検証するため、今後も各自治
・ 緑の保全、創出施策については、各都県市の事業改善や新規実施につなげていくために、引き続き、各都県市での緑の保全・創出について調査・情報交換を行うこととした。また、都市の動向を踏まえ、緑地保全・創出の推進のために、引き続き、財政支援策等について、国に対する要望を行うこととした。
○ガソリンベーパー対策の推進について
・ 国の検討状況を踏まえ、今後のガソリンベーパー対策の推進方策について検討することとした。
○ヒートアイランド対策について
・ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ヒートアイランド対策全般に係る取組を促進するため、引き続き、九都県市で連携した取組について検討・実施していくこととした。
参考:その他、環境、エネルギーに関連する事項
○再生可能エネルギーの更なる普及拡大について
・ 本格的な低炭素社会を実現するためには、省エネルギー対策だけでなく、再生可能エネルギーの普及拡大に向けた取組の強化が不可欠であることから、系統設備の整備・増強の促進や発電出力予測の活用等による接続可能量の拡大、環境アセスメントに係る手続きの迅速化について、九都県市としての意見をとりまとめ、国に対して要望を行うこととした。
次回は、平成29年春、相模原市主催で開催する。