今すぐできるアクション
では、地球の温暖化をすこしでも防ぐために、具体的にはどのようなことをすればいいのでしょう?
毎日の生活のなかでできるアクションと、それによるCO2の削減効果を、以下にあげてみました。
電気は?
- 使っていない場所の照明はこまめに消す。
- 点灯時間を1日1時間短縮すると(56wの場合)
1年で平均7.1kgのCO2削減効果(約450円の節約効果) - テレビを見ないときは消す。
- つけっぱなしを1日1時間なくすと(28型の場合)
1年で平均14.7kgのCO2削減効果(約940円の節約効果) - こたつの設定温度は低めに設定
- 設定温度を強から中に下げると(1日5時間使用)
1年で平均17.6kgのCO2削減効果(約1,130円の節約効果) - 冷蔵庫に、物を詰め込み過ぎない。
- 物を整理していれた場合、詰め込んだ場合と比較し
1年で平均24.6kgのCO2削減効果(約1,570円の節約効果) - 電気炊飯器やジャーの無駄な保温はやめる。
- 炊飯器の保温を1日6時間減らすと
1年で平均23.7kgのCO2削減効果(約1,515円の節約効果)
その他には?
- 先に部屋を片付けてから掃除機をかける。
- 電気こたつは掛け布団だけではなく敷き布団や上掛けを併用する。
- 熱いものは、さましてから冷蔵庫に入れる。
- 冷蔵庫内の扉の無駄な開閉はしない
- 不要な長電話は避ける
- 省エネタイプの電球型蛍光ランプに替える
- 掃除機の集じん袋にごみを詰め過ぎない。
- 電気製品を買い替えるときは、省エネに配慮した製品を選ぶ
冷暖房は?
- 使っていない部屋のエアコンはこまめに消す。
- 冷房の使用を1日1時間短くすると(設定温度28℃)
1年で平均10.1kgのCO2削減効果(約640円の節約効果) - 暖房の使用を1日1時間短くすると(設定温度20℃)
1年で平均18.3kgのCO2削減効果(約1,170円の節約効果) - 使っていない部屋の暖房機器は必ず消す。
- 石油ファンヒータの使用を1日1時間短くすると
1年で平均40.1kgのCO2削減効果(約760円の節約効果) - ガスファンヒータの使用を1日1時間短くすると
1年で平均30.3kgのCO2削減効果(約2,030円の節約効果) - ※暖房期間:5.5か月、冷房期間:3.6か月として計算
その他には?
- エアコンの温度を適温(冷房時28℃、暖房時20℃)にする。
- エアコンのフィルターは2週間に1回は掃除する。
- エアコンを使用しない季節はコンセントからプラグを抜く。
ガスは?
- お風呂にはなるべく間をあけず入る
- 追い焚き(200Lの浴槽で40.5℃から45℃へ追い炊きするケース)を1日1回減らすと
1年で平均80.3kgのCO2削減効果(約5,370円の節約効果) - 食器洗いの湯は、低めの温度にする。
- 給湯器の水温を40℃から38℃に下げると
1年で平均28.5kgのCO2削減効果(約1,910円の節約効果)
その他には?
- 給湯器の種火はこまめに消す。
- お風呂のふたをまめにする。
- お湯が沸騰したらすぐ火を消すなど、ガスのムダをなくす。
- 鍋ややかんの底が濡れている場合、ふきとってからコンロにかける。
水道は?
- シャワーを流しっぱなしにしない
- シャワーのお湯(45℃)を流す時間を1分短縮すると
1年で平均21.9kg のCO2削減効果(約2,110円の節約効果) - 洗濯はまとめてする
- 定格容量の4割入れて2回洗うのを、8割入れて1回洗うようにすると
1年で平均11.9kgのCO2削減効果(約3,220円の節約効果) - 洗顔・歯磨き時に水道を流しっぱなしにしない
- 水の流しっぱなしを1日2分やめると
1年で平均5.50kgのCO2削減効果(約1,726円の節約効果)
その他には?
- 洗濯にはなるべく風呂の残り湯を使う。
- 石鹸・洗剤の使用は適量をこころがける。
- 洗車はホースではなく、バケツを使う。
クルマは?
- 無駄なアイドリングはしない。
- 40km走行毎に5分間のアイドリングをストップすると
1年間に平均3.74kgのCO2削減効果(約1710円の節約効果) - 無駄な荷物の積みっぱなしはしない。
- 10kgの無駄な荷物を積まないで走行すると
1年間3.5kgのCO2削減効果(約160円の節約効果) - タイヤの空気圧は適正に保つ。
- タイヤの空気圧を適正に保つと、しなかった (0.5kg/cm2減)場合に比べ
1年間34.5kgのCO2削減効果(約1,580円の節約効果)
※1年間10,000Km走行として計算
その他には?
- 空ぶかし・急発進・急加速をやめる。
- 外出するときは公共交通機関の利用を心がける。
リサイクルは?
- 無駄なごみは出さないようにする。
- ごみを1日0.5kg減らすと
1年で平均153.3kgのCO2削減効果
その他には?
- 買い物袋を持参して、スーパーの袋は断る。
- シャンプーや洗剤は、詰め替え用を使う。
- 紙パックや新聞紙など、できるだけリサイクルに回す。
- トイレットペーパーなどは再生紙使用のものを選ぶ。
- なるべくリサイクル製品を購入する。
オフィスでは?
・冷房の設定温度は28℃、暖房の設定温度は20℃に
・必要の無い照明は消す ・必要の無いOA機器の電源は切る。退社時には確認する
・コピー用紙や使用済み封筒の再利用、無駄なコピーを減らすなど、ごみの排出量を減らす
・必要の無い照明は消す ・必要の無いOA機器の電源は切る。退社時には確認する
・コピー用紙や使用済み封筒の再利用、無駄なコピーを減らすなど、ごみの排出量を減らす
その他には?
- 夏季において、業務終了時に翌日早朝の日射による熱負荷対策としてブラインドを閉めることで、エネルギーの節減となります。このブラインドコントロールは特に東西面において効果的です。
- 夏季の冷房設定温度を26℃から28℃にあげ、冬季の暖房設定温度を22℃から20℃に下げることにより、熱源で消費されるエネルギーがそれぞれ1℃につき約10%削減されます。
- 使用していない場所の消灯や昼光の有効利用など照明の点灯管理を徹底すれば、最大で15%の照明に使われる電力の低減が期待できます。
- 空調機などのフィルターが汚れていると機器の効率が低下しエネルギー消費量も増加します。フィルターのこまめな清掃により、最大で30%の空調エネルギー消費量の低減が期待できます。
- PC、コピー機などのOA機器はEnergy Star 認定品を採用すれば待機時の消費電力量が著しく低減できます。また、最終退出時に確実に電源を切ることを心がけましょう。これらにより、最大で10%のコンセント負荷による消費電力量の低減が期待できます。
※CO2削減量、節約金額は(財)省エネルギーセンター試算を基に作成